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髀肉の嘆

髀肉ひにくたん
  • 出典:『三国志』蜀志、先主伝、注
  • 解釈:手腕を発揮し、功名を立てる機会を得られないと嘆くこと。蜀の劉備が、長い間戦いがなく、馬を乗り回さなかったため、ももに肉がついてしまい、嘆いたという故事から。髀肉の嘆をかこつ。
九州春秋曰、備住荊州數年、嘗於表坐起至厠、見髀裏肉生、慨然流涕。
九州春秋きゅうしゅうしゅんじゅうわく、けいしゅうとどまること数年すうねんかつひょうおいちてかわやいたり、うらにくしょうずるをて、慨然がいぜんとして流涕りゅうていす。
  • 備 … 蜀漢の初代皇帝、劉備。161~223。名は備。字は玄徳。ウィキペディア【劉備】参照。
  • 表 … 劉表。
  • 髀 … もも
  • 慨然 … 悲しんで心が乱れるさま。
還坐、表怪問備。備曰、吾常身不離鞍、髀肉皆消。今不復騎、髀裏肉生。日月若馳、老將至矣。而功業不建。是以悲耳。
かえり、ひょうあやしみてう。わく、われつねくらはなれず、髀肉ひにくみなゆ。いまらず、うらにくしょうず。日月じつげつするがごとく、まさいたらんとす。しか功業こうぎょうたず。ここもっかなしむのみ、と。
  • 功業 … 功績。てがら。
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