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秋高く馬肥ゆ

あきたかうま
  • 出典:『漢書かんじょ』趙充国伝、審言しんげんどうに贈る」
  • 解釈:秋は空が澄みわたって高く見え、馬は肥えてたくましくなる。秋の好時節のこと。
  • 補説:「高く馬肥ゆ」が一般的な言い方となっているが、本来は「高く馬肥ゆ」であり、「辺境の異民族が攻めてくる時期になったから、防戦の準備をおこたってはならぬ、といういましめの言葉」である。(『中国の故事と名言500選』平凡社)。
  • 漢書 … 120巻。前漢の歴史を記した歴史書。後漢のはんの撰著。二十四史の一つ。ウィキペディア【漢書】参照。
  • 杜審言 … 645?~708。初唐の詩人。じょうよう(湖北省)の人。あざなは必簡。杜甫の祖父。ウィキペディア【杜審言】参照。
〔漢書、趙充国伝〕
到秋馬肥、變必起矣。
あきいたればうまゆ、へんかならこらん。
  • 変 … 事変。
〔杜審言、贈蘇味道〕
雲淨妖星落 秋高塞馬肥
くもきよくして妖星ようせいち あきたかくして塞馬さいば
  • 蘇味道 … 648?~705?。初唐の詩人。趙州らんじょう(河北省)の人。きょうとともに「蘇李」といわれた。また、李嶠・崔融・杜審言とともに「文章の四友」と呼ばれた。ウィキペディア【蘇味道】参照。
  • 妖星 … 不吉なことの起こる前兆と考えられていた、不気味な星。
  • 塞馬 … 北辺の馬。胡馬。
據鞍雄劍動 搖筆羽書飛
くられば雄剣ゆうけんうごき ふでゆるがせば羽書うしょ
  • 雄剣 … 名剣。
  • 羽書 … 急を告げる意味で、鳥の羽をはさんである檄文。羽檄。
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