灯火親しむべし
灯火親しむべし
- 出典:韓愈「符 書を城南に読む」(『全唐詩』巻三百四十一、ウィキソース「符讀書城南」参照)
- 解釈:秋の夜は灯火の下で読書をするのにふさわしい。
- 韓愈 … 768~824。中唐の詩人・文章家。河陽(河南省孟州市)の人。字は退之。昌黎(河北省)の人と自称した。諡は文公。貞元八年(792)、進士に及第。唐宋八大家のひとり。柳宗元とともに古文復興につとめた。『韓昌黎集』四十巻、『外集』十巻がある。ウィキペディア【韓愈】参照。
……時秋積雨霽、新涼入郊墟。燈火稍可親、簡編可卷舒。……
……時秋にして積雨霽れ、新涼郊墟に入る。灯火稍く親しむ可く、簡編巻舒す可し。……
- 積雨 … 降り続く雨。長雨。
- 霽 … 雨・雪などがやんで、空がすっきり晴れる。
- 新涼 … 秋のはじめの涼しさ。
- 郊墟 … 郊外の丘陵地。墟は丘。
- 簡編 … 書物。
- 巻舒 … 巻いたり広げたりする。
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