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由らしむべし知らしむべからず

らしむべしらしむべからず
  • 出典:『論語』泰伯第八9(ウィキソース「論語/泰伯第八」参照)
  • 解釈:人民を法令や政策に従わせることはできるが、その道理や内容を理解させることは難しい。従来、この言葉は「人民は命令によって従わせればよい、その道理を人民にわからせる必要はない」と曲解されてきた。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、民可使由之。不可使知之。
いわく、たみこれらしむし。これらしむからず。
  • 民 … 人民。一般大衆。
  • 之 … 政治の内容。政府の方針。政策。
  • 由 … 従わせる。
  • 可・不可 … 「~べし」「~べからず」と読み、「~できる」「できない」と訳す。可能・不可能の意を示す。
  • 知 … 理解させる。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「泰伯第八9」参照。
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句