私淑
私淑
- 出典:『孟子』離婁下(ウィキソース「孟子/離婁下」参照)
- 解釈:直接に教えを受けないが、ひそかに師として尊敬し、模範として学ぶこと。「私」は、ひそかに。「淑」は、よいものに親しむ。自分をよくする。
- 孟子 … 七編。戦国時代の思想家、孟子(前372?~前289)の言行や思想を弟子たちがまとめた書。四書の一つ。ウィキペディア【孟子 (書物)】参照。
孟子曰、君子之澤、五世而斬、小人之澤、五世而斬。予未得爲孔子徒也。予私淑諸人也。
孟子曰く、君子の沢は、五世にして斬え、小人の沢も、五世にして斬ゆ。予未だ孔子の徒たるを得ざるなり。予私かに諸を人に淑くするなり、と。
- 沢 … 恩沢。おかげ。
- 五世 … 五代。
- 斬 … 絶と同じ。
- 諸人 … 「諸」は孔子の道、「人」はそれを伝え聞いている人々。
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