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一簣の功

いっこう
  • 出典:『論語』子罕第九18(ウィキソース「論語/子罕第九」参照)
  • 解釈:最後の一モッコの土を盛る努力。あと一息の働き。「簣」は、土を運ぶのに用いる竹のかご。モッコ。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、譬如爲山。未成一簣、止吾止也。
いわく、たとえばやまつくるがごとし。いまいっさざるも、むはむなり。
  • 譬如~ … たとえば~のようである。
  • 為山 … 築山つきやまをつくる。「為」は「つくる」と動詞に読む。
  • 未 … 「いまだ~(せ)ず」と読み、「まだ~しない」と訳す。再読文字。
  • 一簣 … 一モッコ分。「簣」は、土を運ぶのに用いる竹のかご。モッコ。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「子罕第九18」参照。
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た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句