韋編三絶
韋編三絶
- 出典:『史記』孔子世家(ウィキソース「史記/卷047」参照)
- 解釈:書物を何度も繰り返し読むこと。孔子が晩年に『易経』を愛読して、竹簡をとじているなめし革の紐が三度も切れたということから。
- 史記 … 前漢の司馬遷がまとめた歴史書。二十四史の一つ。事実を年代順に書き並べる編年体と違い、人物の伝記を中心とする紀伝体で編纂されている。本紀十二巻、表十巻、書八巻、世家三十巻、列伝七十巻の全百三十巻。ウィキペディア【史記】参照。
孔子晩而喜易、序・彖・繋・象・説卦・文言。讀易韋編三絶。曰、假我數年、若是、我於易則彬彬矣。
孔子、晩にして易を喜み、序・彖・繋・象・説卦・文言あり。易を読むに韋編三たび絶つ。曰く、我に数年を仮し、是の若くせば、我、易に於いては則ち彬彬たらん、と。
- 晩 … 晩年。
- 韋編 … なめし革の紐。
- 彬彬 … 外観と内容ともに整って立派なもの。
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