読書尚友
読書尚友
- 出典:『孟子』万章下(ウィキソース「孟子/萬章下」参照)
- 解釈:書を読むことによって、昔の賢人を友とする。「尚友」は、昔にさかのぼって古人を友とすること。
- 孟子 … 七編。戦国時代の思想家、孟子(前372?~前289)の言行や思想を弟子たちがまとめた書。四書の一つ。ウィキペディア【孟子 (書物)】参照。
天下之善士、斯友天下之善士。以友天下之善士爲未足、又尚論古之人。頌其詩、讀其書、不知其人可乎。是以論其世也。是尚友也。
天下の善士は、斯に天下の善士を友とす。天下の善士を友とするを以て、未だ足らずと為すや、又古の人を尚論す。其の詩を頌し、其の書を読むも、其の人を知らずして可ならんや。是を以て其の世を論ず。是れ尚友なり。
- 善士 … りっぱな人物。行いの正しい人。
- 尚論 … 昔の賢人の人がらや行いを論じること。「尚」は上の意。
- 頌 … となえる。吟ずる。「誦」と同じ。
- 其詩 … 古人の詩。
- 論其世 … 古人のいた時代を論じ明らかにする。
- 尚友 … 昔にさかのぼって古人を友とすること。
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