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尾生の信

尾生びせいしん
  • 出典:『史記』蘇秦伝、『荘子』他
  • 解釈:固く約束を守ること。また、融通がきかず、ばか正直なこと。
  • 史記 … 前漢の司馬遷がまとめた歴史書。二十四史の一つ。事実を年代順に書き並べる編年体と違い、人物の伝記を中心とする紀伝体で編纂されている。本紀12巻、表10巻、書8巻、世家30巻、列伝70巻の全130巻。ウィキペディア【史記】参照。
〔史記、蘇秦列伝〕
尾生、與女子期於梁下、女子不來、水至不去、抱柱而死。
しんなること尾生びせいのごときは、じょ梁下りょうかし、じょきたらず、みずいたるもらず、はしらいだきてす。
  • 尾生 … 魯の人。姓は微生、名は高。正直者として有名。微生高とも。『論語』公冶長第五23参照。
  • 梁下 … 橋の下。
  • 水至 … 川の水かさが増す。
  • 抱柱 … 信義を守ること。転じて、ばか正直なこと。
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