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黄鶴楼送孟浩然之広陵(李白)

黄鶴樓送孟浩然之廣陵
黄鶴楼こうかくろうにてもう浩然こうねんこうりょうくをおくる)
はく     
  • 七言絶句。樓・州・流(平声尤韻)。
  • 『全唐詩』巻174所収。ウィキソース「黄鶴樓送孟浩然之廣陵」参照。
  • 黄鶴楼 … 湖北省武漢市の武昌にあった楼。ウィキペディア【黄鶴楼】参照。
  • 孟浩然 … 689~740。盛唐の詩人。李白の友人。じょうよう(湖北省)の人。名は浩、浩然はあざな。ウィキペディア【孟浩然】参照。
  • 広陵 … 揚州(今の江蘇省揚州市一帯)の古称。ウィキペディア【広陵郡】参照。
  • 之 … 目的地に向かって行くこと。
  • 李白 … 701~762。盛唐の詩人。あざなは太白。杜甫と並び称される大詩人で「詩仙」といわれている。ウィキペディア【李白】参照。
故人西辭黄鶴樓
じん 西にしのかた 黄鶴楼こうかくろう
  • 故人 … 古くからの友人。旧友。死んだ人のことではない。孟浩然を指す。
  • 西 … 「にしのかた」と読む。黄鶴楼が西の方向にあるのでこう言った。西にある。西方にある。
  • 辞 … 辞去する。別れを告げる。
烟花三月下揚州
えん 三月さんがつ ようしゅうくだ
  • 烟花 … 春がすみの中に花が見える美しい景色。「煙花」に作るテキストもある。
  • 三月 … 陰暦三月。
  • 揚州 … 今の江蘇省揚州市一帯。ウィキペディア【揚州市】参照。
  • 下 … 揚子江の流れを下って行く。
孤帆遠影碧空盡
はん遠影えんえい 碧空へきくう
  • 孤帆 … ただ一そう浮かんで見える舟の帆。孟浩然が乗っている舟を指す。
  • 遠影 … 遠ざかって影のようにかすかに見える姿。
  • 影 … 靜嘉堂本等には「一作映」との注がある。
  • 碧空 … 青空。『全唐詩』等では「碧山」に作る。
  • 尽 … 消える。
唯見長江天際流
る ちょうこう天際てんさいながるるを
  • 唯 … 「ただ」と読み、「ただ~だけである」「ただ~にすぎない」と訳す。通常は「ただ~のみ」と読むが、ここでは「のみ」を省略している。
  • 長江 … 揚子江。
  • 天際 … 空のはて。水平線の彼方。
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