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秋浦歌(李白)

秋浦歌秋浦しゅうほうた
はく     
  • 五言絶句。長・霜(平声陽韻)。
  • 『全唐詩』巻167所収。ウィキソース「秋浦歌 (白髮三千丈)」参照。
  • 秋浦 … 安徽省貴池県にある貴池という池の入江の名。
  • 秋浦歌 … 『全唐詩』では「秋浦歌十七首 其十五」に作る。
  • 李白 … 701~762。盛唐の詩人。あざなは太白。杜甫と並び称される大詩人で「詩仙」といわれている。ウィキペディア【李白】参照。
白髮三千丈
白髪はくはつ 三千さんぜんじょう
  • 三千丈 … たいへん長いこと。「三千」は数の非常に多いことのたとえ。『靜嘉堂文庫蔵宋刊本 李太白文集』(平岡武夫編『李白の作品』、京都大学人文科学研究所)では「三十尺」に作る。なお、松浦友久編訳『李白詩選』(岩波文庫)に「『十』(入声)では平仄が合わない」との指摘がある。
縁愁似箇長
うれいにりて かくごとなが
  • 縁 … 「~によりて」「~によって」と読み、「~のために」「~が原因で」と訳す。「因」と同じ。
  • 似箇 … このように。「箇」は「これ」の意。「似」は「~ように」の意。「かくごとし」(如此)の当時の俗語表現。
不知明鏡裏
らず 明鏡めいきょううち
  • 不知 … 「しらず」と読み、「~であろうか」「~かしら」と訳す。結句までかかっている。
  • 明鏡 … 一点の曇りもない鏡。
  • 裏 … 「うち」と読み、「~の中」と訳す。
何處得秋霜
いずれのところにか 秋霜しゅうそうたる
  • 何処 … 「いずれのところにか~」と読み、「どこで~か」と訳す。また、「いずれのところよりか~」と読み、「どこから~か」と訳してもよい。
  • 秋霜 … 秋の霜。白髪のたとえ。
唐詩選
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