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早発白帝城(李白)

早發白帝城つと白帝はくていじょうはっす)
はく     
  • 七言絶句。閒・還・山(平声刪韻)。
  • 『全唐詩』巻181所収。ウィキソース「早發白帝城」参照。
  • 早 … 朝早く。
  • 白帝城 … 四川省奉節県の東、白帝山上にあった古城。劉備がこの城で没している。ウィキペディア【白帝城】参照。
  • 発 … 出発する。
  • 早發白帝城 … 『全唐詩』等には、題下に「一作白帝下江陵」との注がある。
  • 李白 … 701~762。盛唐の詩人。あざなは太白。杜甫と並び称される大詩人で「詩仙」といわれている。ウィキペディア【李白】参照。
朝辭白帝彩雲閒
あしたす 白帝はくてい 彩雲さいうんかん
  • 朝 … 朝早く。早朝。
  • 辞 … 別れを告げる。辞去する。
  • 彩雲 … 朝焼け雲。
  • 間 … 辺り。
千里江陵一日還
せんこうりょう 一日いちにちにしてかえ
  • 千里 … 千里の彼方の。千里も離れている。
  • 江陵 … 現在の湖北省けいしゅう市。ウィキペディア【荊州市】参照。
  • 一日 … 「いちじつ」と読んでもよい。
  • 還 … 帰ってゆく。
兩岸猿聲啼不住
りょうがん猿声えんせい いてまざるに
  • 両岸 … 揚子江は江陵に至る途中で川幅が狭くなり、急流となる。絶壁が高くそびえるが、その中の三つの峡谷をさんきょうとう峡・峡・西せいりょう峡)と呼ぶ。この辺りは猿が多く住む。
  • 猿声 … 猿の鳴き声。
  • 不住 … 「~してやめない」「~しつづける」の意。「とどまらず」とも読む。
  • 住 … 『全唐詩』等では「盡」に作る。
輕舟已過萬重山
けいしゅうすでぐ ばんちょうやま
  • 軽舟 … 舟足の速い小舟。
  • 已過 … たちまち通り過ぎていく。
  • 万重山 … 幾重にも重なった山。
  • 輕舟已過萬重山 … 『靜嘉堂本』等には「一作須臾過却萬重山」との注がある。
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