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山中与幽人対酌(李白)

山中與幽人對酌
山(さん)中(ちゅう)にて幽人(ゆうじん)と対(たい)酌(しゃく)す
李(り)白(はく)
  • 〔テキスト〕 『全唐詩』巻一百八十二、他
  • 七言絶句。開・杯・來(上平声灰韻)。
  • ウィキソース「山中與幽人對酌」参照。
  • 山中與幽人對酌 … 『古文真宝前集』では「山中對酌」に作る。
  • 幽人 … 隠者。
  • 対酌 … 差しむかいで酒をくみかわすこと。
  • 李白 … 701~762。盛唐の詩人。字(あざな)は太白。青蓮居士と号した。生地や家系には諸説あるが、西域の条(じょう)支(し)(アフガニスタンのガズニ周辺)、または砕葉(すいよう)(キルギス共和国のトクマク付近)で生まれ、五歳の時に家族とともに蜀の綿州隆昌県青蓮郷(四川省江油市青蓮鎮)に移住したと考えられる。科挙を受験せず、各地を遊歴。天宝元年(742)、玄宗に召されて翰林(かんりん)供奉(ぐぶ)(天子側近の文学侍従)となった。しかし、玄宗の側近で宦官の高力士らに憎まれて都を追われ、再び放浪の生活を送った。杜甫と並び称される大詩人で「詩仙」と仰がれた。『李太白文集』三十巻がある。ウィキペディア【李白】参照。
兩人對酌山花開
両人(りょうにん) 対(たい)酌(しゃく)して山(さん)花(か)開(ひら)く
  • 両人 … 李白と幽人を指す。
  • 山花 … 山中に咲いている花。
一杯一杯復一杯
一杯(いっぱい) 一杯(いっぱい) 復(ま)た一杯(いっぱい)
  • 復 … 「また」と読み、「もう一度」「再び」と訳す。ちなみに「亦」は「~(も)また」と読み、「~も同様に」と訳す。「又」も「また」と読み、「さらにまた」「その上にまた」「またもや」と訳す。
我醉欲眠卿且去
我(われ)酔(よ)うて眠(ねむ)らんと欲(ほっ)す 卿(きみ)且(しばら)く去(さ)れ
  • 卿 … 親しい間柄の相手を呼ぶ語。君。お前。『古文真宝前集』では「君」に作る。
  • 且 … 「しばらく」と訓読するが、時間的なしばらくではない。ひとまず。まあちょっと。
  • 去 … 帰ってくれ。
明朝有意抱琴來
明朝(みょうちょう) 意(い)有(あ)らば 琴(こと)を抱(いだ)いて来(き)たれ
  • 有意 … 気が向いたなら。
  • 琴 … 古琴。弦は7本。ウィキペディア【古琴】参照。
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