予君たるを楽しむこと無し。唯だ其の言いて予に違う莫きなり
予君たるを楽しむこと無し。唯だ其の言いて予に違う莫きなり
- 出典:『論語』子路第十三15(ウィキソース「論語/子路第十三」参照)
- 解釈:私は君主であることは楽しいとは思わない。ただ、私の言ったことに逆らう者がいないことだけが楽しい。魯の定公が、ただひと言で国を滅亡させるような言葉があるかと尋ねたのに対し、孔子が世間の言葉として紹介したもの。
- 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
曰、一言而喪邦、有諸。孔子對曰、言不可以若是其幾也。人之言曰、予無樂乎爲君。唯其言而莫予違也。
曰く、一言にして邦を喪ぼすもの、諸有りや。孔子対えて曰く、言は以て是くの若くなる可からざるも、其れ幾きなり。人の言に曰く、予君たるを楽しむこと無し。唯だ其の言いて予に違う莫きなりと。
- 詳しい注釈と現代語訳については「子路第十三15」参照。
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