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月満つれば則ち虧く

月(つき)満(み)つれば則(すなわ)ち虧(か)く
  • 出典:『史記』范睢蔡沢列伝(ウィキソース「史記/卷079」参照)
  • 解釈:満月になると必ず欠ける。「虧」は、欠ける。減る。盛んなことは必ず衰え始めることの喩え。
  • 史記 … 前漢の司馬遷がまとめた歴史書。二十四史の一つ。事実を年代順に書き並べる編年体と違い、人物の伝記を中心とする紀伝体で編纂されている。本紀十二巻、表十巻、書八巻、世家三十巻、列伝七十巻の全百三十巻。ウィキペディア【史記】参照。
〔范睢蔡沢列伝、蔡沢〕
語曰、日中則移、月滿則虧。物盛則衰、天地之常數也。進退盈縮、與時變化。聖人之常道也。
語(ご)に曰(いわ)く、日(ひ)中(ちゅう)すれば則(すなわ)ち移(うつ)り、月(つき)満(み)つれば則(すなわ)ち虧(か)く、と。物(もの)盛(さか)んなれば則(すなわ)ち衰(おとろ)うるは、天(てん)地(ち)の常(じょう)数(すう)なり。進退(しんたい)盈(えい)縮(しゅく)、時(とき)と変(へん)化(か)す。聖人(せいじん)の常(じょう)道(どう)なり。
  • 語 … 古語。『易経』豊掛の彖伝(たんでん)に「日中すれば則ち昃(かたむ)き、月盈つれば則ち食(か)く。天地の盈虚(えいきょ)は、時と与に消息す」(日中則昃、月盈則食。天地盈虚、與時消息)とあるのを指す。ウィキソース「周易/豐」参照。
  • 中 … 中天に達する。
  • 虧く … 月が欠ける。
  • 常数 … 自然に定まっている運命。
  • 盈縮 … 満ちることと縮むこと。
  • 常道 … 定まったあり方。
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