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頭角を現す

頭角とうかくあらわ
  • 出典:韓愈「柳子厚墓誌銘」(ウィキソース「柳子厚墓誌銘」参照)
  • 解釈:学識・才能が周囲の人よりも優れて目立つ。「頭角」は、頭の先の意。
  • 韓愈 … 768~824。中唐の詩人・文章家。河陽(河南省孟州市)の人。あざな退たいしょうれい(河北省)の人と自称した。おくりなは文公。貞元八年(792)、進士に及第。唐宋八大家のひとり。柳宗元とともに古文復興につとめた。『韓昌黎集』四十巻、『外集』十巻がある。ウィキペディア【韓愈】参照。
子厚少精敏、無不通達。逮其父時、雖少年已自成人、能取進士第、嶄然見頭角。衆謂、柳氏有子矣。
こうしょうにして精敏せいびん通達つうたつせざるし。ちちときおよんで、しょうねんいえどすでおのずから成人せいじんし、しんだいり、嶄然ざんぜんとして頭角とうかくあらわす。しゅうう、りゅうり、と。
  • 子厚 … 柳宗元のあざな。ウィキペディア【柳宗元】参照。
  • 通達 … 物事をよく知っていて、はっきりと心得ている。
  • 逮其父時 … 「父の在世中に」の意。逮は「及」と同じ。
  • 嶄然 … 多くの人の中で、ひときわ目立って優れているさま。
  • 頭角 … 頭の先。きわだって目立って優れた学識・才能。
  • 見 … 「現」と同じ。
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