其の身を潔くせんと欲して大倫を乱る
其の身を潔くせんと欲して大倫を乱る
- 出典:『論語』微子第十八7(ウィキソース「論語/微子第十八」参照)
- 解釈:乱世のため、自分の一身のみを清く保とうとして隠者になるのは、君臣の大義を乱すものである。子路が孔子の意を汲んで言った言葉。
- 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子路曰、不仕無義。長幼之節、不可廢也。君臣之義、如之何其可廢之。欲絜其身而亂大倫。君子之仕也、行其義也。道之不行、已知之矣。
子路曰く、仕えざれば義無し。長幼の節は、廃す可からざるなり。君臣の義は、之を如何ぞ其れ之を廃せん。其の身を潔くせんと欲して大倫を乱る。君子の仕うるや、其の義を行うなり。道の行われざるは、已に之を知れり。
- 詳しい注釈と現代語訳については「微子第十八7」参照。
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