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縲絏の中に在りと雖も、其の罪に非ざるなり

縲絏るいせつうちりといえども、つみあらざるなり
  • 出典:『論語』公冶長第五1(ウィキソース「論語/公冶長第五」参照)
  • 解釈:牢屋に入れられたこともあるが、無実の罪だったのだ。「縲絏」は、罪人として捕えられること。牢屋に入れられること。「るい」は、罪人を捕える黒縄。「せつ」は、つなぐ意。元は「せつ」の字であったが、唐の太宗のいみな「世民」の「世」を避けて「絏」に改められた。ウィキペディア【避諱】参照。孔子は、かつて罪人だったこうちょうに自分の娘を嫁がせた。このときの孔子の言葉。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子謂公冶長、可妻也。雖在縲絏之中、非其罪也。以其子妻之。
こうちょうう、めあわきなり。縲絏るいせつうちりといえども、つみあらざるなりと。もっこれめあわす。
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句