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綸言汗のごとし

綸言りんげんあせのごとし
  • 出典:『礼記』緇衣しい、『漢書』劉向りゅうきょう
  • 解釈:天子の言葉は、一度口から出れば取り消せないことのたとえ。「綸言」は天子の言葉。この故事成語は『礼記』が出典の「綸言」と『漢書』が出典の「汗のごとし」とが合わされて出来たものと思われる。
  • 礼記 … 49編。儒教の経書の一つ。礼についての多くの説を集録したもの。五経の一つ。十三経の一つ。ウィキペディア【礼記】参照。
  • 漢書 … 120巻。前漢の歴史を記した歴史書。後漢のはんの撰著。二十四史の一つ。ウィキペディア【漢書】参照。
〔礼記、緇衣〕
子曰、王如絲、其出如
わく、おうげんいとのごとく、ずるやりんのごとし。
  • 綸 … 絹糸十本をより合わせた組みひも。
〔漢書、劉向伝〕
詩云、我心匪石、不可轉也。言守善篤也。易曰、渙汗其大號。言號令如汗、汗出而不反者也。
いわく、「こころいしあらず、てんずべからず」と。うこころはぜんまもることあつきなり。えきいわく、「かんするときは大号たいごうあせにす」と。うこころは号令ごうれいあせのごとくにして、あせでてかえらざるものなり。
  • 詩 … 『詩経』國風、邶風はいふう、柏舟。
  • 易 … 『易経』渙卦。
  • 渙 … 水が流れ広がるように、周囲に大号令を出すこと。
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