糠を舐りて米に及ぶ
糠を舐りて米に及ぶ
- 出典:『史記』呉王濞伝(ウィキソース「史記/卷106」参照)
- 解釈:糠を舐めていけば、やがては米にまで及ぶ。領地が削減されると、やがては国を滅ぼしてしまう。次第に被害が拡大することの喩え。「糠」は、ここでは粉末の「ぬか」のことではなく、精米する前(玄米)の薄皮を指す。「舐る」は、舐めること。
- 史記 … 前漢の司馬遷がまとめた歴史書。二十四史の一つ。事実を年代順に書き並べる編年体と違い、人物の伝記を中心とする紀伝体で編纂されている。本紀十二巻、表十巻、書八巻、世家三十巻、列伝七十巻の全百三十巻。ウィキペディア【史記】参照。
里語有之、舐糠及米。
里語に之れ有り、糠を舐りて米に及ぶ、と。
- 里語 … 民間で用いられていることわざ。俚語。
呉與膠西、知名諸侯也。一時見察、恐不得安肆矣。
呉と膠西とは、知名の諸侯なり。一時、察せられなば、恐らくは安肆を得ざらん。
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