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水清ければ魚棲まず

みずきよければうおまず
  • 出典:『後漢書』班超伝、『文選』東方朔とうぼうさく「客の難に答う」
  • 解釈:清廉すぎると、かえって人に親しまれないことのたとえ。「みずいたってきよければうおし」「水清ければ大魚たいぎょ無し」「清水せいすいに魚棲まず」などとも。
〔文選、東方朔、答客難〕
水至清則無魚。人至察則無徒。冕而前旒、所以蔽明。黈纊充耳、所以塞聰。
みずいたってきよければすなわうおし。ひといたってさつなればすなわし。べんしてりゅうまえにするは、めいおお所以ゆえんなり。黈纊とうこうしてみみたすは、そうふさ所以ゆえんなり。
  • 東方朔 … 前漢の文人。字は曼倩まんせん。武帝に仕え、巧みに武帝のあやまちを戒めた。
  • 察 … 物事がよく見えすぎる。
  • 徒 … 仲間。
  • 冕 … かんむり。
  • 旒 … 冠の前後に、流れるようにたらした玉飾り。
  • 黈纊 … 耳あて。耳ふさぎ。
明有所不見。聰有所不聞。擧大德、赦小過、無求備於一人之義也。
めいにしてざるところり。そうにしてかざるところり。大徳だいとくげ、小過しょうかゆるし、そなわらんことを一人いちにんもとむるきのなり。
  • 大徳 … すぐれた徳行の持ち主。
  • 挙 … 登用する。
  • 小過 … 小さなあやまち。
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