弱冠
弱冠
- 出典:『礼記』曲礼上(ウィキソース「禮記/曲禮上」参照)
- 解釈:男子の二十歳のこと。転じて、年が若いこと。
- 礼記 … 四十九編。儒教の経書の一つ。礼についての多くの説を集録したもの。五経の一つ。十三経の一つ。ウィキペディア【礼記】参照。
人生十年曰幼。學。二十曰弱。冠。三十曰壯。有室。四十曰強。而仕。五十曰艾。服官政。六十曰耆。指使。七十曰老。而傳。八十九十曰耄。七年曰悼。悼與耄雖有罪、不加刑焉。百年曰期。頤。
人生まれて十年を幼と曰う。学ぶ。二十を弱と曰う。冠す。三十を壮と曰う。室有り。四十を強と曰う。而うして仕う。五十を艾と曰う。官政に服す。六十を耆と曰う。指使す。七十を老と曰う。而うして伝う。八十九十を耄と曰う。七年を悼と曰う。悼と耄とは罪有りと雖も、刑を加えず。百年を期と曰う。頤う。
- 冠す … 冠を着ける。
- 有室 … 妻帯する。
- 仕う … 仕官する。
- 艾 … 艾はよもぎ色。年老いて髪がしらが混じりになること。
- 指使 … 指図して人を使う。
- 伝う … 人に譲る。
- 七年 … 七歳。
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