亡国の音
亡国の音
- 出典:『礼記』楽記(ウィキソース「禮記/樂記」参照)
- 解釈:滅亡した国の音楽。また、国を滅ぼしそうなみだらで悲しい音楽のこと。
- 礼記 … 四十九編。儒教の経書の一つ。礼についての多くの説を集録したもの。五経の一つ。十三経の一つ。ウィキペディア【礼記】参照。
凡音者、生人心者也。情動於中、故形於聲。聲成文謂之音。
凡そ音は人心より生ずる者なり。情、中に動く、故に声に形る。声文を成す、之を音と謂う。
- 成文 … 美しいリズムとなる。
是故治世之音安以樂、其政和。亂世之音怨以怒、其政乖、亡國之音哀以思、其民困。聲音之道、與政通矣。
是の故に治世の音は安くして以て楽しめるは、其の政和げばなり。乱世の音は怨みて以て怒れるは、其の政乖けばなり、亡国の音は哀しみて以て思うは、其の民困しめばなり。声音の道は、政と通ず。
- 乖 … 民心から乖離する。
こちらもオススメ!
あ行 | か行 | さ行 |
た行 | な行 | は行 |
ま行 | や行 | ら行・わ |
論語の名言名句 |