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苟くも我を用うる者有らば、期月のみにして可なり。三年にして成ること有らん

いやしくもわれもちうるものらば、げつのみにしてなり。三年さんねんにしてることらん
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、苟有用我者、期月而已可也。三年有成
いわく、いやしくもわれもちうるものらば、げつのみにしてなり。三年さんねんにしてることらん。
  • 苟 … 「いやしくも」と読み、「もし~だったら」「かりに~」と訳す。順接の仮定条件の意を示す。
  • 期月 … 満一か年。「期」は「朞」に作るテキストもある。同義。
  • 而已 … 「のみ」と読み、「~だけ」と訳す。強い限定・断定の意を示す。
  • 可也 … 十分ではないが、まあよかろう。
  • 三年 … 当時の決まり文句。
  • 有成 … 立派な実績を挙げることができる。「成」は、完成させる。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「子路第十三10」参照。
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論語の名言名句