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十室の邑、必ず忠信丘の如き者有らん。丘の学を好むに如かざるなり

十室じっしつゆうかならちゅうしんきゅうごとものらん。きゅうがくこのむにかざるなり
  • 出典:『論語』公冶長第五27(ウィキソース「論語/公冶長第五」参照)
  • 解釈:十戸ほどの小さな村にも、真心があって誠実な人間は必ずいるだろう。しかし、学問好きな点では私に及ばないだろう。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、十室之邑、必有忠信如丘者焉。不如丘之好學也
いわく、十室じっしつゆうかならちゅうしんきゅうごとものらん。きゅうがくこのむにかざるなり。
  • 十室之邑 … 戸数十軒くらいの小さな村。「邑」は、村。
  • 忠信 … 誠実さと、偽りのないこと。忠実と信義。
  • 丘 … 孔子の名。
  • 有~者 … 「~者有らん」と読む。「~人はきっといるだろう」と訳す。
  • 焉 … 置き字。読まない。
  • 不如~也 … 「~にしかざるなり」と読み、「~には及ばない」と訳す。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「公冶長第五27」参照。
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