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論語 衛霊公第十五 5

15-05 子張問行。子曰。言忠信。行篤敬。雖蠻貊之邦行矣。言不忠信。行不篤敬。雖州里。行乎哉。立則見其參於前也。在輿則見其倚於衡也。夫然後行。子張書諸紳。
子張しちょうおこなわれんことをう。いわく、げん忠信ちゅうしんこう篤敬とくけいならば、蛮貊ばんぱくくにいえどおこなわれん。げん忠信ちゅうしんならず、こう篤敬とくけいならずんば、州里しゅうりいえどおこなわれんや。てばすなわまえまじわるをるなり。輿りてはすなわこうるをるなり。しかのちおこなわれん。子張ちしょうこれしんしょす。
  • 貊 … 皇侃おうがん本等では「mojikyo_font_020385」に作る。
  • 立則見其參於前也 … 皇侃おうがん本等では「立則見其參然於前也」に作る。
  • 夫然後行 … 皇侃おうがん本等では「夫然後行也」に作る。
  • 下村湖人(1884~1955)は「子張が、どうしたら自分の意志が社会に受けいれられ、実現されるか、ということについてたずねた。先師がこたえられた。言葉が忠信であり、行ないが篤敬であるならば、野蛮国においても思い通りのことが行なわれるであろうし、もしそうでなければ、自分の郷里においても何ひとつ行なわれるものではない。忠信篤敬の四字が、立っている時には眼のまえにちらつき、車に腰をおろしている時には、ながえの先の横木に、ぶらさがって見えるというぐらいに、片時もそれを忘れないようになって、はじめて自分の意志を社会に実現することができるのだ」と訳している(現代訳論語)。
学而第一 為政第二
八佾第三 里仁第四
公冶長第五 雍也第六
述而第七 泰伯第八
子罕第九 郷党第十
先進第十一 顔淵第十二
子路第十三 憲問第十四
衛霊公第十五 季氏第十六
陽貨第十七 微子第十八
子張第十九 堯曰第二十