安きこと泰山の如し
安きこと泰山の如し
- 出典:『漢書』厳助伝(ウィキソース「漢書/卷064上」参照)
- 解釈:泰山のようにどっしりとして、びくともしないさま。落ち着きはらっているさま。「泰山」は、山東省泰安市にある名山。
陛下垂德惠、以覆露之、使元元之民安生樂業、則澤被萬世、傳之子孫、施之無窮。
陛下徳恵を垂れて、以て之を覆い露し、元元の民をして生を安んじ業を楽しましめば、則ち沢は万世に被り、之を子孫に伝え、之を無窮に施す。
- 徳恵 … いつくしみ。
- 元元之民 … 愛すべき人民。
- 沢 … 恩沢。
天下之安猶泰山而四維之也。
天下の安きこと猶お泰山にして之を四維するがごときなり。
- 泰山 … 山東省泰安市にある名山。五岳(東岳泰山・南岳衡山・中岳嵩山・西岳華山・北岳恒山)の一つ。古来、天子が即位のとき、封禅の儀式が行われてきた。太山とも。ウィキペディア【泰山】参照。
- 四維 … 四本の大綱でつなぎとめること。
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