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安きこと泰山の如し

やすきこと泰山たいざんごと
  • 出典:『漢書』厳助伝(ウィキソース「漢書/卷064上」参照)
  • 解釈:泰山のようにどっしりとして、びくともしないさま。落ち着きはらっているさま。「泰山」は、山東省泰安市にある名山。
  • 漢書 … 百二十巻。前漢の歴史を記した歴史書。後漢のはんの撰著。二十四史の一つ。ウィキペディア【漢書】参照。
  • 厳助 … ?~前122。漢の武帝の側近。会稽郡呉県(今の江蘇省蘇州市)の人。姓は「荘」であるが、明帝の諱を避けて「厳」と表記される。ウィキペディア【荘助】参照。
陛下垂德惠、以覆露之、使元元之民安生樂業、則澤被萬世、傳之子孫、施之無窮。
へい徳恵とっけいれて、もっこれおおうるおし、元元げんげんたみをしてせいやすんじぎょうたのしましめば、すなわたく万世ばんせいこうむり、これそんつたえ、これきゅうほどこす。
  • 徳恵 … いつくしみ。
  • 元元之民 … 愛すべき人民。
  • 沢 … 恩沢。
天下之安猶泰山而四維之也。
てんやすきこと泰山たいざんにしてこれ四維しいするがごときなり。
  • 泰山 … 山東省泰安市にある名山。五岳(東岳泰山・南岳衡山・中岳嵩山・西岳華山・北岳恒山)の一つ。古来、天子が即位のとき、封禅の儀式が行われてきた。太山とも。ウィキペディア【泰山】参照。
  • 四維 … 四本の大綱でつなぎとめること。
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論語の名言名句