手の舞い足の踏む所を知らず
手の舞い足の踏む所を知らず
- 詩経 … 中国最古の詩集。三百五編。孔子が編集したといわれる。風(諸国の民謡)・雅(宮廷の音楽)・頌(祭礼の歌)の三部からなる。風は国風ともいい、周南・召南・邶・鄘・衛・王・鄭・斉・魏・唐・秦・陳・檜・曹・豳の十五に分かれる。雅は大雅・小雅の二つに分かれる。頌は周頌・魯頌・商頌の三つに分かれる。五経の一つ。十三経の一つ。『毛詩』『詩』ともいう。ウィキペディア【詩経】参照。
〔詩経、大序(周南・關雎序)〕
詩者志之所之也。在心爲志、發言爲詩。情動於中、而形於言。言之不足、故嗟歎之。嗟歎之不足、故永歌之。永歌之不足、不知手之舞之、足之蹈之也。
詩者志之所之也。在心爲志、發言爲詩。情動於中、而形於言。言之不足、故嗟歎之。嗟歎之不足、故永歌之。永歌之不足、不知手之舞之、足之蹈之也。
詩は志の之く所なり。心に在るを志と為し、言に発するを詩と為す。情中に動きて、言に形る。之を言いて足らず、故に之を嗟歎す。之を嗟歎して足らず、故に之を永歌す。之を永歌して足らず、手の之を舞い、足の之を蹈むを知らざるなり。
- 嗟歎 … 舌打ちして歎くこと。「ああ」と歎くこと。嗟嘆。
- 永歌 … 声を長くのばして歌うこと。
〔礼記、楽記〕
長言之不足、故嗟嘆之。嗟嘆之不足、故不知手之舞之、足之蹈之也。
長言之不足、故嗟嘆之。嗟嘆之不足、故不知手之舞之、足之蹈之也。
長く之を言いて足らず、故に之を嗟嘆す。之を嗟嘆して足らず、故に手の之を舞い、足の之を蹈むを知らざるなり。
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