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忮わず求らず、何を用てか臧からざらん

忮（そこな）わず求（むさぼ）らず、何（なに）を用（もっ）てか臧（よ）からざらん
  • 出典：『論語』子罕第九26（ウィキソース「論語/子罕第九」参照）
  • 解釈：人を傷つけたりせず、貪り求めたりしなければ、どうしてよくないことがあろうか。『詩経』邶風（はいふう）・雄（ゆう）雉（ち）の詩句。
  • 論語 … 孔子（前552～前479）とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、衣敝縕袍、與衣狐貉者立、而不恥者、其由也與。不忮不求、何用不臧。子路終身誦之。子曰、是道也、何足以臧。
子（し）曰（いわ）く、敝（やぶ）れたる縕袍（うんぽう）を衣（き）、狐（こ）貉（かく）を衣（き）たる者（もの）と立（た）ちて、恥（は）じざる者（もの）は、其（そ）れ由（ゆう）なるか。忮（そこな）わず求（むさぼ）らず、何（なに）を用（もっ）てか臧（よ）からざらん。子路（しろ）終（しゅう）身（しん）之（これ）を誦（しょう）す。子（し）曰（いわ）く、是（こ）の道（みち）や、何（なん）ぞ以（もっ）て臧（よ）しとするに足（た）らん。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「子罕第九26」参照。
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