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小人の儒と為ること無かれ

しょうじんじゅることかれ
  • 出典:『論語』雍也第六11(ウィキソース「論語/雍也第六」参照)
  • 解釈:お前は自分の向上しか考えないような、こせこせした学者になってはいけない。「儒」は、学者。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子謂子夏曰、女爲君子儒、無爲小人儒
子夏しかいていわく、なんじくんじゅれ、しょうじんじゅることかれ。
  • 子夏 … 前507?~前420?。姓はぼく、名は商、あざなは子夏。衛の人。孔子より四十四歳年少。孔門十哲のひとり。「文学には子游・子夏」といわれ、子游とともに文章・学問に優れていた。ウィキペディア【子夏】参照。
  • 女 … 「汝」に同じ。
  • 君子儒 … 視野の広い学者。徳の高い学者。「儒」は、学問・学芸のある者。学者。
  • 小人儒 … こせこせした学者。自分の向上しか考えない学者。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「雍也第六11」参照。
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た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句