尺牘書疏は千里の面目
尺牘書疏は千里の面目
- 出典:『顔氏家訓』雑芸
- 解釈:手紙の筆跡が上手なのは、千里の遠方にまで面目を施すことになる。江南地方のことわざ。
- 余説:書家の顔真卿は、『顔氏家訓』を著した顔之推の五世の孫に当たる。
真草書迹、微須留意。江南諺云、尺牘書疏、千里面目也。承晉宋餘俗、相與事之。故無頓狼狽者。
真草の書跡は、微かに須らく意を留むべし。江南の諺に云う、「尺牘・書疏は、千里の面目なり」。晋・宋の余俗を承け、相与に之を事とす。故に頓に狼狽する者無し。
- 真草 … 楷書と草書。
- 尺牘・書疏 … どちらも手紙。
- 余俗 … 前代から伝わった習慣。
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