才も不才も、亦た各〻其の子を言うなり
才も不才も、亦た各〻其の子を言うなり
- 出典:『論語』先進第十一7(ウィキソース「論語/先進第十一」参照)
- 解釈:才能があろうとなかろうと、それぞれに自分の子どものことを褒めたがるものだ。親にとっては、どんな子でもかわいいものだということ。「其の子を言う」は、我が子のことを話したがる。褒めたがる。
- 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
顏淵死。顏路請子之車以爲之椁。子曰、才不才、亦各言其子也。鯉也死、有棺而無椁。吾不徒行以爲之椁、以吾從大夫之後、不可徒行也。
顔淵死す。顔路子の車以て之が椁を為らんと請う。子曰く、才も不才も、亦た各〻其の子を言うなり。鯉や死せしとき、棺有りて椁無し。吾徒行して以て之が椁を為らざりしは、吾大夫の後に従い、徒行す可からざるを以てなり。
- 詳しい注釈と現代語訳については「先進第十一7」参照。
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