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燃眉の急

ねんきゅう
  • 出典:『とうげん』巻十六、雲居舜禅師はっ・蔣山法泉禅師
  • 解釈:物事が切迫していることのたとえ。「燃眉」は、眉が燃えるほど火が近づいていること。
  • 五灯会元 … 20巻。宋の大川だいせんさい撰。宝祐元年(1253)刊。「五灯録」(『景徳伝灯録』『天聖広灯録』『建中靖国続灯録』『聯灯会要』『嘉泰普灯録』)を改編して一書としたもの。ウィキペディア【五灯会元】参照。
金陵蔣山法泉佛慧禪師、隨州時氏子。
金陵きんりょう蔣山しょうざん法泉ほうせん仏慧ぶつえ禅師ぜんじは、随州ずいしゅう時氏じしなり。
  • 蔣山 … 江蘇省南京市の東北。鍾山の別名。
僧問、古人説不到處、請師説。師曰、夫子入太廟。曰、學人未曉。師曰、春暖柳條青。
そうう、じんせつ不到ふとうところかんことを。いわく、ふうたいびょうる。いわく、学人がくにんいまさとらず。いわく、はるあたたかにして柳条りゅうじょうあおし。
  • 柳条 … 柳の枝。
問、如何是急切一句。師曰、火燒眉毛。
う、如何いかなるか急切きゅうせつ一句いっくいわく、眉毛びもうく。
  • 急切 … しなければならない物事が差し迫っている。
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