苟くも子の欲せざれば、之を賞すと雖も窃まず
苟くも子の欲せざれば、之を賞すと雖も窃まず
- 出典:『論語』顔淵第十二18(ウィキソース「論語/顏淵第十二」参照)
- 解釈:もしも為政者であるあなた自身が無欲であったなら、たとえ賞金を出して盗みを奨励しても、誰も盗みをする者などありません。魯の大夫、季康子が泥棒の多いことを心配し、孔子にどうしたらよいかと相談した。そのとき、孔子が答えた言葉。
- 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
季康子患盜、問於孔子。孔子對曰、苟子之不欲、雖賞之不竊。
季康子、盗を患えて、孔子に問う。孔子対えて曰く、苟くも子の欲せざれば、之を賞すと雖も窃まず。
- 詳しい注釈と現代語訳については「顔淵第十二18」参照。
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