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夫子の牆は数仞なり。其の門を得て入らざれば、宗廟の美、百官の富を見ず

ふうしょう数仞すうじんなり。もんらざれば、そうびょうひゃくかんとみ
  • 出典:『論語』子張第十九23(ウィキソース「論語/子張第十九」参照)
  • 解釈:先生を屋敷の塀に喩えると、高さが数丈(一丈は約三メートル)もあり、門を見つけて中に入らなければ、霊廟の美しさや、大勢の官吏が居並ぶ豪華さを見ることができません。魯の大夫しゅくそんしゅくが「孔子より子貢の方が優れている」と言ったのを子貢が伝え聞き、反論した言葉。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
叔孫武叔、語大夫於朝曰、子貢賢於仲尼。子服景伯、以告子貢。子貢曰、譬之宮牆、賜之牆也及肩。闚見室家之好。夫子之牆數仞。不得其門而入、不見宗廟之美、百官之富。得其門者或寡矣。夫子之云、不亦宜乎。
しゅくそんしゅくたいちょうかたりていわく、こうちゅうよりまされり。ふくけいはくもっこうぐ。こういわく、これ宮牆きゅうしょうたとうれば、しょうかたおよぶ。しっきをうかがる。ふうしょう数仞すうじんなり。もんらざれば、そうびょうひゃくかんとみず。もんものあるいはすくなし。ふうえること、むべならずや。
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句