知之に及ぶも、仁能く之を守らざれば、之を得と雖も、必ず之を失う
知之に及ぶも、仁能く之を守らざれば、之を得と雖も、必ず之を失う
- 出典:『論語』衛霊公第十五32(ウィキソース「論語/述而第七」参照)
- 解釈:知慮がその地位に相応しくても、その地位を守るだけの仁徳がなければ、せっかくその地位を得ても必ず失うことになるだろう。
- 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、知及之、仁不能守之、雖得之、必失之。知及之、仁能守之、不莊以涖之、則民不敬。知及之、仁能守之、莊以涖之、動之不以禮、未善也。
子曰く、知之に及ぶも、仁能く之を守らざれば、之を得と雖も、必ず之を失う。知之に及び、仁能く之を守るも、荘以て之に涖まざれば、則ち民敬せず。知之に及び、仁能く之を守り、荘以て之に涖むも、之を動かすに礼を以てせざれば、未だ善からざるなり。
- 詳しい注釈と現代語訳については「衛霊公第十五32」参照。
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