>   故事成語   >   ら行・わ   >   我は生まれながらにして之を知る者に非ず。古を好み……

我は生まれながらにして之を知る者に非ず。古を好み、敏にして以て之を求めし者なり

われまれながらにしてこれものあらず。いにしえこのみ、びんにしてもっこれもとめしものなり
  • 出典:『論語』述而第七19(ウィキソース「論語/述而第七」参照)
  • 解釈:私は生まれながらにして道理を理解していたわけではない。昔のことを好んで学び、それを一生懸命に探求し続けている者にすぎないのだ。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、我非生而知之者。好古敏以求之者也
いわく、われまれながらにしてこれものあらず。いにしえこのみ、びんにしてもっこれもとめしものなり。
  • 生而知 … 生まれながらにして道理を理解している。「生而」は「生まれながらにして」と読む慣用句。
  • 好古 … 古えの道を愛好する。古代の文化にあこがれる。古えの聖人の道を好む。
  • 敏 … 敏感に。こまめに。一生懸命に。
  • 敏以 … 「以敏」の倒置形。
  • 求 … 探求する。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「述而第七19」参照。
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た行 な行 は行
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論語の名言名句