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論語 述而第七 19

07-19 子曰。我非生而知之者。好古敏以求之者也。
いわく、われまれながらにしてこれものあらず。いにしえこのみ、びんにしてもっこれもとめしものなり。
  • 生而知 … 生まれながらにして道理を理解している。「生而」は「生まれながらにして」と読む慣用句。
  • 好古 … 古の道を愛好する。古代の文化にあこがれる。古の聖人の道を好む。
  • 敏 … すみやかなこと。新注には「敏は、速なり。汲汲を謂うなり」(敏、速也。謂汲汲也)とあり、「敏とはすみやかであり、休まず努力するさま」と解釈している。
  • 敏以 … 「以敏」の倒置形。
  • 求 … 探求する。
  • 宮崎市定は「子曰く、私は生れながらに知識をもっていたわけではない。古代の理想社会を慕い、こまめに知識を追求した結果なのだ」と訳している(論語の新研究)。
  • 下村湖人(1884~1955)は「先師がいわれた。私は生れながらにして人倫の道を知っている者ではない。古聖の道を好み、汲々としてその探求をつづけているまでのことだ」と訳している(現代訳論語)。
学而第一 為政第二
八佾第三 里仁第四
公冶長第五 雍也第六
述而第七 泰伯第八
子罕第九 郷党第十
先進第十一 顔淵第十二
子路第十三 憲問第十四
衛霊公第十五 季氏第十六
陽貨第十七 微子第十八
子張第十九 堯曰第二十