羽化登仙
羽化登仙
- 出典:蘇軾「前赤壁賦」(ウィキソース「前赤壁賦」参照)
- 解釈:人間のからだに羽が生え、仙人となって天に登ること。酒に酔ってうっとりとした気分にたとえる。
- 蘇軾 … 1036~1101。北宋の文学者・詩人。眉山(四川省)の人。字は子瞻、号は東坡居士。蘇洵の子、蘇轍の兄。嘉祐二年(1057)、弟とともに進士に及第。王安石の新法に反対したため左遷された。唐宋八大家の一人。著作集に『東坡全集』がある。ウィキペディア【蘇軾】参照。
浩浩乎如馮虚御風、而不知其所止、飄飄乎遺世獨立、羽化而登仙。
浩浩乎として虚に馮り風に御して、其の止まる所を知らざるが如く、飄飄乎として世を遺れて独立し、羽化して登仙するが如し。
- 浩浩乎 … 広々としているさま。
- 飄飄乎 … ひらひらと心の軽いさま。
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