登竜門
登竜門
- 出典:『後漢書』党錮列伝・李膺(ウィキソース「後漢書/卷67」参照)
- 解釈:立身出世の道への関門。「竜門」は、黄河の上流、山西省河津市と陝西省韓城市の間にある急流。鯉がそこをさかのぼることのできれば竜になるという故事から。
- 後漢書 … 後漢の歴史を記した歴史書。百二十巻。宋の范曄(398~445)の著。二十四史の一つ。ウィキペディア【後漢書】参照。
是時朝庭日亂、綱紀穨阤。膺獨持風裁、以聲名自高。士有被其容接者、名爲登龍門。
是の時朝庭日に乱れて、綱紀穨阤す。膺独り風裁を持し、以て声名自ずから高し。士の其の容接を被る者有れば、名づけて登竜門と為す。
- 朝庭 … 朝廷。
- 膺 … 李膺。
- 風裁 … 品格。
- 声名 … 名声。
- 容接 … 近づきになる。
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