満を持す
満を持す
- 出典:『史記』越王勾践世家(ウィキソース「史記/卷041」参照)
- 解釈:十分用意を整えて、機会を待つ。「満を持す」とは、弓を十分に引き絞って、まだ放たずにいる状態。
- 史記 … 前漢の司馬遷がまとめた歴史書。二十四史の一つ。事実を年代順に書き並べる編年体と違い、人物の伝記を中心とする紀伝体で編纂されている。本紀十二巻、表十巻、書八巻、世家三十巻、列伝七十巻の全百三十巻。ウィキペディア【史記】参照。
持滿者與天、定傾者與人、節事者以地。
満ちたるを持つ者は天と与にし、傾けるを定むる者は人と与にし、事を節する者は地と以にす。
- 与天 … 天に法って天の助けを得る。
- 定傾 … 傾き危ういものを安定させる。傾は危。
- 与人 … 人心と和合する。
- 節事 … 用を節して事を治める。
- 以地 … 地に法って地の助けを得る。「以」は「与」と同じ。
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