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衣食足りて栄辱を知る

しょくりてえいじょく
  • 出典:『管子』牧民(ウィキソース「管子/第01篇牧民」参照)
  • 解釈:生活にゆとりができれば、自然に道徳心も生じて礼儀を知るようになる。衣食足りて礼節を知る。倉廩実ちて礼節を知る
  • 管子 … 政治論の書。もとは八十六篇あったが、現存は七十六篇。春秋時代、斉の管仲(?~前645)の著と伝えられる。成立年代は不明。政治・経済・軍事などの諸問題について論じている。ウィキペディア【管子】参照。
凡有地牧民者、務在四時、守在倉廩。國多財、則遠者來、地辟舉、則民留處。倉廩實則知禮節、衣食足則知榮辱
およゆうたみぼくするものは、つと四時しじり、まも倉廩そうりんり。くにざいおおければ、すなわとおものたり、辟挙へききょすれば、すなわたみ留処りゅうしょす。倉廩そうりんちてすなわ礼節れいせつり、しょくりてすなわえいじょくる。
  • 倉廩 … 穀物を貯蔵する倉。
  • 辟挙 … 土地が開墾されること。
  • 礼節 … 礼儀と節度。
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