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陰徳あれば必ず陽報あり

陰徳いんとくあればかなら陽報ようほうあり
  • 出典:『淮南子』人間訓(ウィキソース「淮南子/人間訓」参照)
  • 解釈:人知れずよい行いをすれば、必ずよいお返しがある。
  • 淮南子 … 前漢時代の思想書。二十一巻。漢のりゅうあん(前179~前122)編。道家思想を基本に、諸家の思想や学説が総合的に記述されている。ウィキペディア【淮南子】参照。
聖王布德施惠、非求其報於百姓也。郊望禘嘗、非求福於鬼神也。
聖王せいおうとくけいほどこすは、ほうひゃくせいもとむるにあらざるなり。郊望こうぼうていしょうするは、さいわいしんもとむるにあらざるなり。
  • 郊望 … 天と自然をまつる祭り。
  • 禘嘗 … 天子が祖先の霊に新穀をたてまつる祭り。
山致其高而雲起焉、水致其深而蛟龍生焉、君子致其道而福祿歸焉。
やまたかきをいたしてくもおこり、みずふかきをいたしてこうりゅうしょうじ、くんみちいたして福禄ふくろくす。
  • 蛟竜 … 水中にすみ、雲と雨に会うと天に上って竜になるという想像上の動物。
有陰德者、必有陽報、有陰行者、必有昭名。
陰徳いんとくものかなら陽報ようほうり、陰行いんこうものかならしょうめいり。
  • 昭名 … 明らかな誉れ。
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