『論語名句辞典』を出版しました。見出し句は類書中最大の981項目あります(うち
空見出し222項目を含む)。意味・原文・書き下し文・語釈付き。巻末に人名一覧・見出し句索引も収録しました。
試し読み (
Amazon 詳細ページへ)
筆耕
- 出典:任昉「蕭揚州の為に士を薦むる表」(『文選』巻三十八、ウィキソース「為蕭揚州薦士表」参照)
- 解釈:写字や清書をすることによって収入を得ること。また、その人。
- 任昉 … 460~509。南朝梁の文学者。字は彦昇。博昌(山東省)の人。著作に志怪書『述異記』などがある。ウィキペディア【任昉】参照。
- 文選 … 六十巻。六朝時代、梁の昭明太子蕭統(501~531)編の詩文選集。530年頃成立。周代から梁代までに至る約千年間の作品を選び集めたもの。収録された作者は約百三十人、作品は約八百編。ウィキペディア【文選 (書物)】参照。
理尚棲約、思致恬敏。既筆耕爲養、亦傭書成學。
理は棲約を尚び、思いは恬敏を致す。既に筆耕して養いと為し、亦た傭書して学を成す。
- 棲約 … 質素。
- 恬敏 … 心静かでゆきとどく。
- 傭書 … やとわれて、文書の書き写しをする。筆耕。
こちらもオススメ!