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筆耕

筆耕ひっこう
  • 出典:任昉じんぼうしょうようしゅうためすすむるひょう」(『文選』巻三十八、ウィキソース「為蕭揚州薦士表」参照)
  • 解釈:写字や清書をすることによって収入を得ること。また、その人。
  • 任昉 … 460~509。南朝梁の文学者。あざなは彦昇。博昌(山東省)の人。著作に志怪書『述異記』などがある。ウィキペディア【任昉】参照。
  • 文選 … 六十巻。六朝時代、梁の昭明太子しょうとう(501~531)編の詩文選集。530年頃成立。周代から梁代までに至る約千年間の作品を選び集めたもの。収録された作者は約百三十人、作品は約八百編。ウィキペディア【文選 (書物)】参照。
理尚棲約、思致恬敏。既筆耕爲養、亦傭書成學。
棲約せいやくたっとび、おもいは恬敏てんびんいたす。すで筆耕ひっこうしてやしないとし、傭書ようしょしてがくす。
  • 棲約 … 質素。
  • 恬敏 … 心静かでゆきとどく。
  • 傭書 … やとわれて、文書の書き写しをする。筆耕。
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た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句