夫子焉くにか学ばざらん。而して亦た何の常師か之れ有らん
夫子焉くにか学ばざらん。而して亦た何の常師か之れ有らん
- 出典:『論語』子張第十九22(ウィキソース「論語/子張第十九」参照)
- 解釈:先生はどこへ行っても学ばないことがありましょうや。また特定の先生について学ぶということもありませんでした。衛の大夫、公孫朝が子貢に「あなたの先生(孔子)はどこで誰について学ばれたのですか」と質問したときの、子貢の言葉。「常師」は、決まった先生。
- 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
衞公孫朝、問於子貢曰、仲尼焉學。子貢曰、文武之道、未墜於地、在人。賢者識其大者、不賢者識其小者。莫不有文武之道焉。夫子焉不學。而亦何常師之有。
衛の公孫朝、子貢に問いて曰く、仲尼は焉くにか学べる。子貢曰く、文武の道、未だ地に墜ちずして、人に在り。賢者は其の大なる者を識り、不賢者は其の小なる者を識る。文武の道有らざること莫し。夫子焉くにか学ばざらん。而して亦た何の常師か之れ有らん。
- 詳細な解説については、「子張第十九22」参照。
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