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仰ぎては則ち象を天に観、俯しては則ち類を地に法る

仰(あお)ぎては則(すなわ)ち象(しょう)を天(てん)に観(み)、俯(ふ)しては則(すなわ)ち類(るい)を地(ち)に法(のっと)る
  • 出典:『史記』天官書・論賛(ウィキソース「史記/卷027」参照)
  • 解釈:天(てん)象(しょう)を観察し、そこから地上に起こる自然現象を法則化して手本とし、人生の知恵とする。象は、天象。日・月・星などの天体の現象。類は、各種の自然現象。地は、地上。法(のっと)るとは、法則化して手本とすること。
  • 史記 … 前漢の司馬遷がまとめた歴史書。二十四史の一つ。事実を年代順に書き並べる編年体と違い、人物の伝記を中心とする紀伝体で編纂されている。本紀十二巻、表十巻、書八巻、世家三十巻、列伝七十巻の全百三十巻。ウィキペディア【史記】参照。
仰則觀象於天、俯則法類於地。天則有日月。地則有陰陽。天有五星。地有五行。天則有列宿。地則有州域。三光者、陰陽之精、氣本在地、而聖人統理之。
仰(あお)ぎては則(すなわ)ち象(しょう)を天(てん)に観(み)、俯(ふ)しては則(すなわ)ち類(るい)を地(ち)に法(のっと)る。天(てん)には則(すなわ)ち日月(じつげつ)有(あ)り。地(ち)には則(すなわ)ち陰陽(いんよう)有(あ)り。天(てん)には五(ご)星(せい)有(あ)り。地(ち)には五(ご)行(ぎょう)有(あ)り。天(てん)には則(すなわ)ち列(れっ)宿(しゅく)有(あ)り。地(ち)には則(すなわ)ち州(しゅう)域(いき)有(あ)り。三光(さんこう)は、陰陽(いんよう)の精(せい)にして、気(き)は本(もと)地(ち)に在(あ)り、而(しこう)して聖人(せいじん)之(これ)を統(とう)理(り)す。
  • 五星 … 五つの惑星。木星(歳星)・火星(熒惑星(けいわくせい))・金星(太白星)・水星(辰星(しんせい))・土星(鎮星)のこと。
  • 五行 … 万物の根源となる五つの元素。木・火・土・金(ごん)・水のこと。
  • 列宿 … 大空に連なる多くの星。
  • 州域 … 州国の領域。一州の地域。
  • 三光 … 日月星。
  • 精 … 精気。
  • 統理 … 統(す)べ治める。
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