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蜀道後期(張説)

蜀道後期
しょくどうにておくる)
ちょうえつ     
  • 五言絶句。程・城(平声庚韻)。
  • 『全唐詩』巻89所収。ウィキソース「蜀道後期」参照。
  • 蜀道 … 蜀の桟道。都の長安から蜀(四川省)へ通じる険しい山道。
  • 後期 … 期日に遅れること。作者は使命を帯びて蜀へ出張し、秋には洛陽に帰る予定だったが、何かの理由で予定の期日に遅れた。
  • 張説 … 667~730。初唐の詩人、政治家。あざな道済どうさい、またはえつ。洛陽(河南省)の人。中書令などを歴任し、えん国公に封ぜられた。ウィキペディア【張説】参照。
客心爭日月
客心かくしん 日月じつげつあらそ
  • 客心 … 旅人の心。旅先での心。
  • 争日月 … 「日月」を太陽・月の運行の意とした場合、日月を競争相手とし、「日月の流れと速さを競う。日月の速さに負けまいと先を急ぐ」と訳す。また、「日月」を時間(光陰)の意とした場合、「日月を争う」と読み、「時間を惜しんで先を急ぐ」と訳す。
來往預期程
来往らいおう あらかじてい
  • 来往 … 行ったり来たりすること。往復。
  • 預 … 「あらかじめ」と読む。あらかじめ。前もって。「予」と同じ。
  • 期程 … 日程を立てる。
秋風不相待
しゅうふう あいまず
  • 秋風 … 秋風は西から吹いてくる。蜀の方から洛陽へ吹く。
  • 不相待 … 私を待ってくれない。
先至洛陽城
いたる 洛陽らくようじょう
  • 先至 … 一足先に(洛陽の町へ)着いてしまった。
  • 洛陽城 … 洛陽の町。「城」は町全体を囲む城壁。
唐詩選
巻一 五言古詩 巻二 七言古詩
巻三 五言律詩 巻四 五言排律
巻五 七言律詩 巻六 五言絶句
巻七 七言絶句
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