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題義公禅房(孟浩然)

題義公禪房
義公ぎこう禅房ぜんぼうだい
もう浩然こうねん
  • 五言律詩。林・深・陰・心(平声侵韻)。
  • 題義公禅房 … 『全唐詩』巻160では「題大禹寺義公禪房」に作る。
  • 禅房 … 坐禅を修する部屋。
  • 孟浩然 … 689~740。盛唐の詩人。じょうよう(湖北省)の人。名は浩、浩然はあざな。ウィキペディア【孟浩然】参照。
義公習禪寂
義公ぎこう 禅寂ぜんじゃくなら
  • 義公 … 禅僧の名。公は尊称。人物については不詳。
  • 禅寂 … 煩悩を除いて仏道の真理を悟ること。
  • 寂 … 『全唐詩』では「處」に作り、「一作寂」とある。
結宇依空林
むすんで空林くうりん
  • 結宇 … 庵をかまえる。
  • 宇 … 『全唐詩』では「構」に作り、「一作宇」とある。
  • 空林 … 人けのないさびしい林。
戸外一峯秀
戸外こがい 一峯いっぽうひい
階前衆壑深
階前かいぜん 衆壑しゅうがくふか
  • 衆 … 『全唐詩』では「羣」に作り、「一作衆」とある。
  • 衆壑 … 多くの谷。
夕陽連雨足
夕陽せきよう 雨足うそくつらなり
  • 連 … 『全唐詩』には「一作照」とある。
  • 雨足 … 雨の線。日本語の「あまあし」ではない。
空翠落庭陰
空翠くうすい 庭陰ていいん
  • 空翠 … 木々の緑色の形容。
  • 庭陰 … 庭のひかげ。
看取蓮花淨
蓮花れんげきよきを看取かんしゅして
  • 看取 … 見る。「取」は動詞の意味を補足する助辞。
方知不染心
まさる 不染ふぜんこころ
  • 方 … 『全唐詩』では「應」に作り、「一作方」とある。
  • 不染心 … 世俗の汚れに染まぬ清浄無垢な心。
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