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至端州駅見杜五審言沈三佺期閻五朝隠王二無競題壁慨然成詠(宋之問)

至端州驛見杜五審言沈三佺期閻五朝隱王二無競題壁慨然成詠
端州駅たんしゅうえきいたり、審言しんげんしんさん佺期せんきえん朝隠ちょういんおう無競むきょうかべだいするを慨然がいぜんとしてえいす)
そう之問しもん     
  • 七言古詩。譴・見・縣(去声霰韻)、飛・稀・歸(平声微韻)。
  • 端州駅 … 端州は今の広東省高要。駅は宿場。作者(宋之問)は滝州(今の広東省羅定らてい)に流された。端州駅は配所へ向かう岐路にあたっていた。宿場の壁には作者の友人で詩人の4人が先に詩を書きつけていた。
  • 杜五審言 … 杜審言。五は排行はいこう(従兄弟を含めた兄弟の年齢順による序列)。峯州(ベトナム・ハノイ付近)に流された。
  • 沈三佺期 … 沈佺期。三は排行。かん州(ベトナム)に流された。
  • 閻五朝隠 … 閻朝隠。五は排行。がい州(今の海南島けい山)に流された。
  • 王二無競 … 王無競。二は排行。広東省広州に流された。
  • 慨然 … 悲しんで、心が乱れる様子。
逐臣北地承巖譴
逐臣ちくしん ほく巌譴げんけん
  • 逐臣 … 追放された臣下。
  • 北地 … ここでは都の長安を指す。
  • 巌譴 … 厳しい咎め。
謂到南中每相見
おもえらくなんちゅういたらばつねあいんと
  • 謂 … ~と思った。底本では「調」に作るが『全唐詩』に従い改めた。
  • 南中 … 南方の地方。嶺南地方(今の広東省)を指す。
豈意南中岐路多
あにおもわんや なんちゅうには岐路きろおお
  • 岐路 … 分かれ道。
千山萬水分郷縣
千山せんざん万水ばんすい 郷県きょうけんわかたんとは
  • 千山万水 … 多くの山や川。『全唐詩』には「一作千里萬里」との注がある。
  • 郷県 … 村や町。郷は村落。
雲搖雨散各翻飛
くもゆるあめさんじておのおの翻飛ほんぴ
  • 雲揺雨散 … 放逐された5人が散り散りになることのたとえ。
  • 翻飛 … 分かれ分かれに飛び散ること。
海闊天長音信稀
うみひろてんながくして音信いんしんまれなり
  • 音信 … たより。
處處山川同瘴癘
処処しょしょ山川さんせん おなじく瘴癘しょうれい
  • 瘴癘 … 南方の湿地に多い毒気。
自憐能得幾人歸
みずかあわれむ 幾人いくにんかえるを
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