三たび仕えて令尹と為りて喜ぶ色無し。三たび之を已めらるれども慍る色無し
三たび仕えて令尹と為りて喜ぶ色無し。三たび之を已めらるれども慍る色無し
- 出典:『論語』公冶長第五18(ウィキソース「論語/公冶長第五」参照)
- 解釈:(楚の宰相だった子文は)三度宰相に任ぜられても、うれしそうな様子はなく、三度辞任させられても、不満の様子はなかった。
- 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子張問曰、令尹子文、三仕爲令尹無喜色。三已之無慍色。舊令尹之政、必以告新令尹。何如。子曰、忠矣。曰、仁矣乎。曰、未知。焉得仁。
子張問いて曰く、令尹子文、三たび仕えて令尹と為りて喜ぶ色無し。三たび之を已めらるれども慍る色無し。旧令尹の政、必ず以て新令尹に告ぐ。何如ぞや。子曰く、忠なり。曰く、仁なるか。曰く、未だ知らず。焉くんぞ仁なるを得ん。
- 詳しい注釈と現代語訳については「公冶長第五18」参照。
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